若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

お葬式

今日はお葬式でした。

亡くなったのは、家内の叔母の三人息子のまんなかで、53歳でした。
奥さんと、小学生と幼稚園の娘を残して、さぞ心残りだったろうと思います。

この三兄弟は、家内からすると弟みたいなもんでした。

何年か前、ガンの手術をして、その後元気そうで安心してました。

それが今年になって再発したとのことで、余命宣告されたという話を聞きました。
それでも変わらず元気そうだったのが、数日前、本人から家内に電話があって、緩和病棟に入ったという連絡でした。

金曜日に、家内と二人で会いに行ったときは、もう話せる状態ではなく、そのまま土曜日に亡くなった。

家内への電話で、彼は、「ぼくは運が悪かったんやなあ」と言っていたそうです。
彼がそう言う気持ちはわかる。
わかるけど、何と言ったらいいのか、言葉はないですね。

葬式での救いは、いろんな人に会えることです。

式場で、でっぷりと太った、「〇〇組親分」みたいな男がいた。
黒服なんでどうしてもそういう感じになる人もいます。

その男が、故人の弟のかっちゃんだとすぐに気づきました。

私たちが結婚した時は4歳くらいで、ぬいぐるみの熊みたいなかわいい子で、よくコロコロ転がしたりほおり投げたりしたもんです。

ウチの娘たちの遊び相手をしてくれて、ファミコンで遊んだり映画に連れて行ったりしてくれた。

そのかっちゃんが今や46歳で、ド〜ンと腹の出たカンロクたっぷりの熟年男性。
押しも押されぬ!という感じです。
吹けば飛ぶよな、という感じの私と大変なちがいです。

式場ではもう一人、幼稚園の先生を見つけた。

残された下の女の子が通ってる幼稚園の先生が、三十年ほど前、ウチの息子がお世話になった先生だった。

当時大学を出て間もなかった先生は、「あられちゃん」みたいなかわいい感じでした。
今では、「あられさん」という感じになっておられました。

見送るだけじゃなくて、いろんなつながりをたしかめられるのがありがたいと思います。