病院で処方された薬を取りに薬局に行きました。
80代と思える男性がたくさんの薬を受け取ってました。
おなじみさんのようで、薬局の中年女性と親しげに色々話してる。
「あの薬は?」
「これです」
「あれは?」
「こっちです」
「あれが入ってない」
「後でお届けしますよ」
お届けとはかなりのお得意さんのようです。
「この紙は?」
「それは〇〇です」
「この紙は?」
「それは✖✖です」
「最近南さん見かけませんなあ」
「・・・ちょっと・・・しばらく・・・お休みいただいてます」
「ふ~ん・・・あ!おめでたか?」
「・・・さあ・・・」
「出産ですやろ」
「・・・う~ん・・・まあ・・・」
「出産とちがうの?」
「まあ・・・個人情報なんで・・・」
「個人情報!なんでそんな隠し事するの!おめでたでしょ!おめでたいことやないですか!なんで隠さんならんの!私はここでは一切隠し事はしてませんよ!全部話してるやないですか!」
たしかに薬局では個人情報丸出しだと思います。
「私は個人情報をさらけ出してるのに!」と言うこの男性の思いは理解できます。
薬局側にすれば、毎回業務外のことまで話が広がる、聞かなくてもいいこと、聞きたくないことまで聞かされてるという思いがあると思います。
個人情報問題と高齢化問題がからまる難しい問題だと思いました。