外来、というと、「モデル」ですね。
今日は、久しぶりの外来モデルを前にはりきって描きました。
いつもは、家族モデルを前にはりきってないのかというと、う〜ん、はりきってないかな。
古い友人のM君、というほかない友人M君。
幼馴染でもなく、小学校も中学校も高校も大学も関係ないのに、私の古い友人であるM君のことは説明すると時間がかかるのでしません。
日本一気楽な人であるくせにヘンに気難しいM君の友人であるYさん、というと、ハハ〜〜ン、類は友を呼ぶのたとえ通り、と言いたくなるかもしれないけど、まあ、なんとでも言ってくださいという感じのYさんのお母さんを描かせてもらいました。
友達の友達のお母さんを描いたっていいじゃないかというものの、そのお母さんが92歳というと、類は友を呼ぶのたとえ通り、いかに気楽でヘンに気難しい私だっていささか緊張するのであった。
紹介してくれたM君に、「普通の92歳と思ってたらダメですよ」とくぎを刺されてはいたものの、いや、脱帽いたしました。
家内ともども脱帽いたしましたが、Yさんから、この件についてブログには書いてくれるなと、個人情報保護ということか振り込め詐欺防止ということかしらんが、まあ固く口止めされてるんで、楽しくも喜ばしいエピソードの数々を書き記すことができないのは残念です。
こういうモデルを前にすると、描き手である私の力量が試される気がします。
力量なんかない!と言われるかもしれんが、まったくないこともない、と思います。
その、かすかな、残りわずかなというか、あるかなきかの私の写実的肖像画家としての力量が試される気がするのである。