若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ポストへの道

家内に頼まれて手紙を出しに行きました。

小雨だったので、右手に傘、左手に封筒。

ポストはバス通りにあります。

バス通りに出て歩道を歩いてたら、ポストの向こうから若い女性が歩いてくるのに気づいた。

ポストのところですれ違いそうである。

私は歩道を右側通行なのでまっすぐ歩けばポストです。

彼女は歩道を左側通行なのでまっすぐ歩くとやはりポストです。

このままだとポストのところでぶつかってしまう。

ここは彼女に右側通行をお願いしたいところです。

名案がひらめきました。

私が封筒を持ってることをアピールすればいい。

そうすれば彼女は「あ、この人は手紙を出しに行くんだ」と気づいてポスト側をあけてくれるだろう。

で、私は左手をひらひらさせて封筒を見せびらかした。

ところが彼女はまっすぐこっちに向かってくる。

気づかないのか。

で、封筒を胸のあたりでちゃらちゃら動かしてみた。

それでも気がつかない。

気がつかないというより気が利かないといった方がいいのかもしれない。

困ったお嬢さんだと思いつつポストに向かったら彼女もポストに向かったので私が手紙を出すのを妨害するつもりかと思ったらなんと彼女も封筒を持っていてポストに入れたんです。

ホントに気の利かない人だと思いました。

私が封筒をひらひらさせてるんだから自分もひらひらさせてくれたらいいじゃないですか。

そしたら私はムカッとせず、「お嬢さんお先にどうぞ」とにこっとできたのに。