プロ野球の元国鉄スワローズのエース金田投手が亡くなりました。
60年ほど前野球少年だった者にとっては大いなる存在だと思います。
当時私の周囲で国鉄スワローズのファンはいなかったから、金田投手のファンもいなかった。
ファンでなくても金田投手は無視できない。
国鉄のエースですから、各チーム対戦しないわけにはいかない。
他の球団のファンにとって、どうしようもない男という感じだったと思います。
当時の私たち野球少年の野球では、ピッチャーは、打てる球を投げるのが仕事だった。
三振もフォアボールもなかった。
ピッチャーが投げた球をバッターが打たないことには始まらない。
好投手というのは、バッターが打ちやすい球を投げるもの、というか好投手もクソもなかった。
打てそうな球を投げないと、「どこ投げとんねん!」とやじられる。
そういう「野球」を夢中になってやってた。
だからピッチャーのファンというのはいなかったんじゃないでしょうか。
金田投手は、日本球界を代表するカタキ役だったと思います。
大変いい感じのカタキ役だったと思います。
いや、好感が持てたというのじゃなくて、う~ん、なんちゅうか、むずかしいです。