巌窟王ではなく柑橘王です。
似てるけどちがいます。
柑橘王とはハッサクのことです。
柑橘の王者ハッサク。
誰が決めたかというと私です。
ハッサクはいい!
ミがぷりぷりしてるのがいい。
甘みと酸味と苦みのバランスが絶妙である。
そして何より名前がいい。
ハッサク。
文句のつけようのないさわやかさな名前である。
「自己紹介していただきましょう」
「ハッサクです」
いい感じです。
「自己紹介していただきましょう」
「デコポンです」
これはダメ。
「ハッサク」という名前には商品臭さがない。
消費者にこびていない。
売りたいとか売れたいとかいういやらしさがない。
真一文字にきっぱりと「ハッサク」です。
米もイチゴもみかんも最近名前にこだわり過ぎだと思います。
「だれやねん!?」と言いたくなる。
「ハッサク」はいい。
「ハッサク」というのは8月1日のことだそうです。
なんの関係もない。
なんの関係もないのに平気で「ハッサク」を名乗ってる。
名は体を表してない。
なんにも表してない。
なのに公正取引委員会からも消費者庁からもどこからも文句が出ない。
柑橘王ハッサク。
いいんじゃないでしょうか。