若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

いい話ないのか

コロナです。

前後左右上下周囲東西南北ニッポンたてよこ十文字世界一斉北極と南極以外コロナです。

わたしもそうコロナコロナしてるわけじゃないけどなんとなくコロナです。

 

コロナのおかげで思わぬことを知る。

高校生のスポーツ大会が中止になって、大学、就職などの進路決定に困ってるという記事が出てました。

しみじみします。

 

営業自粛で大打撃という東京のおでん屋さんの家賃が月130万円と言うのにもしみじみしました。

一度食べてみたい。

口がはれそうである。

 

営業自粛は死活問題という東京の商店街の組合長が、「今日の売り上げで明日の仕入れをするんですから」と訴えてるのにもしみじみしました。

戦後闇市の世界ですね。

売上金を腹巻にねじ込んで仕入れに走る。

あるいはバッタ屋の世界か。(バッタ屋というのは、資金繰りに困った相手に現金を見せつけて無茶苦茶に買いたたく業者のことです)

東京の立派な商店街に店を構えててそれはないと思うんですが。

 

シャープがマスクを作ったのにもしみじみしました。

人工呼吸器なら納得ですが。

 

マスクは感染予防にはならない!と言ってたのにいつの間にか欧米でマスク着用義務化というのもしみじみです。

昔、日本の常識「冬にはマスク」は世界の非常識という記事を読んだことがあります。

マスクをした日本人観光客が十人ほどニューヨークの地下鉄に乗り込んだら周囲の乗客が顔色を変えてさ~っと散ったと言うんです。

細菌部隊と思われたみたい。

 

書き忘れてましたが、一週間ほど前家内の薬をもらいに調剤薬局に行ったんです。

イスにすわって待ちながら棚に並んでる薬を見てました。

小さな店なので数は知れてます。

黒っぽい箱の前に何か注意書きがしてある。

小さい紙に小さい字なので近寄って読みました。

「マスク入荷しました。お一人様一個でお願いします」

な、な、なに~~~~!

マ、マ、マスク!

黒い箱はマスクだった!

この、道路沿いの小さな薬局の片隅に、ひっそりと、気高くつつましく、谷間に咲ける白百合のごとくマスク一輪じゃなかった一箱。

買いました。

納得の三百円。

 

散髪に行きました。

おやじさんが申し訳なさそうに「顔そりは自粛させていただいてますので」と言いました。

ほのぼのしてしまった。

ちょっといい話、でもないのにほのぼのしてしまった。