芝刈りシーズン真っ最中に庭仕事の道具なんかを入れてるスチール製の物置の戸が開かなくなって困ってた。
小さいほうの芝刈り機を入れてたので大変に困った。
ガンガンたたいたり蹴ったりしてこじ開けた隙間から何とか取り出した。
かなり古くて戸車がこわれたみたい。
取り出して戸を閉めたら完全に開かなくなった。
あきらめて処分することにしてたのを今日なんとなくさわったらすっと開いたのでびっくりした。
どういうことか?
考えに考えて達した結論は気温が下がったから。
戸車がこわれた上に夏の間ぼうちょうしてたんですな。
気温が下がって縮んで開いた。
世界はそういうふうにできている。
今年度最終芝刈りをしてたら、しょうちゃんとみいちゃん一家がやってきた。
しょうちゃんは恐竜の話をするし、みいちゃんは『鬼滅の刃』の話をする。
恐竜の名前をよくおぼえてるし『鬼滅の刃』の登場人物のややこしい名前もよくおぼえてる。
「おじいちゃん、言ってみて」と何度も言わされたけど恐竜の名前も『鬼滅の刃』の登場人物もおぼえられませんでした。
世界はそういうふうにできている。
みいちゃんはむずかしい名前は言えるのに庭の「やまもも」は言えない。
「やかもも」とか「ややもも」とか言ってた。
世界はそういう風にでいている。