コロナ関連で「基礎疾患」という言葉を聞くようになりました。
これまで聞いたことなかったんじゃないか。
ネットで調べたら「いろんな病気の元になる病気」ということらしい。
糖尿病とか高血圧その他「慢性なんとか」というやつ。
それはわかったけど「基礎」というのがひっかかります。
私の中では「基礎」というと「だいじなもの」という感じなんです。
「何事も基礎がたいせつだ」
「基礎をおろそかにしてはならない」
いろんな病気の土台になってるという意味で「基礎」を使ってるんでしょうが私のアタマの中では「基礎」と「疾患」は相性が悪い。
「基礎体力」とか「基礎学力」はすんなりきます。
「万病のもと」という感じですよね。
「持病」でもいいと思います。
それではちょっと締まらない、というのもわかる。
「持病のある方は」というよりも「基礎疾患のある方は」というほうがえらそうに聞こえる。
漢字をならべたほうがえらそうに聞こえるというのも日本語の基礎疾患かな。
基礎疾患と言えば、政治家も基礎疾患がある。
その場しのぎの口から出まかせを言うということです。
イギリスでコロナの変異株が見つかった。
イギリスからの入国を制限すべだという意見がある。
それに対して菅首相が「イギリスからの日本人入国者は一日に一人か二人だと思います」と言った。
テレビを見てたんですが「ふ~ん、そんなに少ないのか」と思いました。
ところが実際には百五十人ほどだそうです。
なんでそうなるの?
注目の一件でしょ。
「イギリスから何人入ってきてるんだ!?」と緊張感とスピード感を持って調べるのがふつうでしょ。
「一人か二人と思います」って、おっさんぼけとんのか。
「失言騒動」があるたびに「政治家ってどうなってるの?」と不思議に思ってました。
ワナにはめられたというならわかるけど、自分でワナを作って自分で派手にはまる。
とくに菅首相はたたき上げと言われてる政治家です。
たまたま政治家の家に生まれてぼ~っとしてたらなんとなく政治家になってしまってたというようなとくに名を秘す安倍さんみたいな人じゃない。
その人が首相就任以来短期間のうちにボケ発言を繰り返してるんだからこれは政治家の基礎疾患というほかないと思います。
予防するワクチンの開発が待たれるのである。