S君から電話。
新しい物好きです。
自分では時代の先端を行ってると思ってる。
いろいろ教えてくれる。
大学教授を定年で辞めてからは私をはけ口にしてるみたいでいろいろ激しく教える。
新しい腕時計について教えてくれた。
アップルだったかアマゾンだったか忘れました。
マイクロソフト・ウインドウズ系じゃないことは確かです。
S君によればそっちは馬鹿が使うもの。
私がウインドウズを使ってるのは馬鹿で時代遅れだからだと言いたいのをがまんしてるのがよくわかる。
で、腕時計です。
この腕時計は、道で倒れた時救急車を呼んでくれるというスグレモノ。
心電図や酸素濃度も計ってくれる。
イスに座って2時間ほどじっとしてると「立って運動しろ!」と怒鳴るんだったか突っつくんだったか、まあそんな時計らしい。
S君イチオシの腕時計で、今時ふつうの腕時計を使ってるキミなんか馬鹿で時代遅れと言いたいのをこらえてるのがよく分かった。
前にアレクサというスピーカーのことを教えてくれた。
S君は「アレクサ!」と呼びかけるんだそうです。
スピーカーに呼びかけるなんてアタマおかしいんじゃないかと思うのは馬鹿で時代遅れ。
いろんなことをしてくれるそうです。
スピーカーがいろんなことをしてくれるなんてと思うのは、以下同文。
彼と共通の友人であるM君から電話がかかった時その話をしました。
「Sくんがアレクサとかいうしょ~もないスピーカー買って喜んでるわ」
「ぼくも使ってます」
「うっ!」
「いいですよ。アレクサ!て呼ぶんですよ」
呼ぶんや。
「アレクサて呼ぶよりワカクサて呼んで」
「そっちのほうがしょ~もない」
たしかに。
しかし、S君やM君がスピーカーに向かって「アレクサ!」と呼びかけてるところを想像すると気持ち悪い。