「金融機関」というと私のイメージでは「長時間労働」。
現役時代は取引先の銀行マンが「今晩9時から会議です」というのが当たり前の時代でした。
金融機関の長時間労働が問題になりだしたのはバブルの頃でしょうか。
非常に厳しい指導が行われたようです。
「本店が支店の電源を〇時には切るのでそれまでに店を出なければならない」というような話も聞きました。
そういう「残業禁止」のおかげで「仕事を終えて支店を出たら外が明るかったので感激しました」という行員もいた。
「長時間労働」とならんで「ノルマ」も厳しかったみたい。
本店から言ってくるノルマを達成するために、数字のつじつま合わせをする。
聞いてて実にばかばかしい。
あまりにばかばかしいので、「そんなことしてる間は日本の金融機関は信用できない」と言ったことがあります。
きのう某銀行の若い行員と話をしました。
「改善後」の入行で、長時間労働も厳しいノルマも、「そういう昔話は聞いたことがある」という感じです。
とくに何を売り込むというわけではなく、お客様に信頼される相談相手としてやっていくという姿勢のようです。
そうか!
やっと日本の金融機関も私が信用できるような状態になったんだと安心しました。
安心しましたが、「お客様に信頼される相談相手」というだけでかなりのいい給料をもらえるのか?という新たな疑問がわきました。
今度聞いてみよう。