きのうのロケットはJAXAの正式発表では「打ち上げ中止」だそうです。
「打ちあがらず」では納得できないけど「中止」なら納得です。
文句ありません。
この問題について、「失敗」とか「中止」とか「打ちあがらず」とか言葉遊びをするなと言う意見があるけど、当事者にとっては言葉遊びじゃないですよ。
「失敗」か「中止」か「打ちあがらず」かで首が飛び予算が削られ日本の宇宙開発そのものに大変な影響が出るという真剣勝負です。
厳密な定義をお願いします。
私は気楽に遊ばせてもらいますけど。
今回の打ちあげについてはぜんぜん知りませんでしたがテレビで中継するほどの注目のプロジェクトだったみたい。
「いよいよ我が国の宇宙開発の期待を一身に背負った新型国産ロケットH3の打ち上げの時間が迫ってきました。現地の山本記者、お願いします」
「はい、すでに秒読みが始まっています。10秒・・・3、2、1!点火!轟音とともに白い煙が猛然と吹き出しました!新型国産ロケットH3、宇宙への旅立ちです!さあ!・・・さあ!・・・さあ!・・・さあ?・・・さあ?・・・」
「こちら東京のスタジオですが、山本さん、どうしましたか?スタジオの映像で見る限り、煙は上がってますがロケットは飛んでないように見えるんですが現場ではどうなっていますか?」
「どうなっていますかて、スタジオといっしょにきまってるやろ!ちごてたらおかしいがな!そっちでは飛んでないけどこっちでは飛んでるてあるわけないやろ!」
「そ、そ、それでは東京のスタジオで映像をもとに検証したいと思います。え~っと、私から見るとロケットはちょっと浮いてるようにも見えるんですが」
「いや、こちらから見る分には浮いてませんね」
「う~ん、私のほうから見ると浮いてるような浮いてないような・・・微妙ですねえ」
「そうですか。スタジオの3人、意見が割れました。それではゲストの日本相撲協会審判部部長、伊勢ケ浜親方にお聞きします。親方、この映像からどう判断されますか」
「スタジオのキャスターは浮いたという判断でしたが、浮いていないのではないかと物言いがつき、映像というのは見る角度によっても違いますし、勝負の流れと言うこともありますので、むずかしいとこですねえ」
「ロケットはともかく判定は宙に浮いたということですね」
「ええかげんにしなさい!」
「ほんとにねっ!」