若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

中学校野球大会

きのう、自治会のパトロールが終わって歩いてたら近所のTさんの奥さんが犬を散歩させてるのに出会った。

 

Tさんの長男ケイタ君は中学3年生ですが、ウチの初孫はなちゃんの1歳上ということもあってずっと注目してた子です。

 

この日記の4月22日にも登場してます。

家内と散歩してたらケイタ君と出会った。

野球部でがんばってて、明日中学生最後の公式戦があるという話を聞いた。

 

結果が気になってネットで調べたら奈良県中学野球連盟のページに試合経過が出てた。

ケイタ君は先制のタイムリーヒットで2打点をあげたんですが惜しくも逆転負けでした。

 

そのすぐあと家内と歩いてたらまたケイタ君と会ったんです。

めったに会わないのに試合の前と後に出会うなんて不思議です。

 

「大活躍やったねえ」と言ったらうれしそうにいろいろ説明してくれた。

 

で、きのうケイタ君のお母さんに、「野球、大活躍でしたね」と声をかけたんです。

 

おかあさんは大変に驚いたようで素っ頓狂な声を上げた。

 

「やきゅう~~~!?!?!?」

 

眉毛を寄せて私をじ~っと見つめた。

 

「野球大会でケイタ君活躍でしたね」

「やきゅうたいかい!?!?!?」

 

前にもまして大きな声で私を見つめる。

身長180センチの女性にぐっと迫られてたじたじとなった。

何しろ最近物忘れや記憶違いで焦ることが多い。

ケイタ君のお母さんの「あんた、自分が何を言ってるかわかってるんですか!?」という勢いに一瞬「私はとんでもないことをやらかしてるのではなかろうか」とぞっとした。

 

「い、いや、中学生野球大会でケイタ君2打点の活躍でしたね」と言ったらやっとわかったようで「あ、あ~あ~」と笑顔になった。

 

「ご家族で盛り上がったでしょう」

「盛り上がりました!」

 

家内にその話をしたら私が悪いという。

いきなり「野球、大活躍でしたね」では戸惑うのが当然というんです。

まず時候の挨拶から。

 

「ど~もど~も、暑くなりましたね。暑いと犬の散歩も大変ですね。ご苦労様です。ところでお宅のケイタ君、もう中3でしたね。早いもんですね。ついこの間よちよち歩いてたケイタ君が中学3年生。こっちも年を取るはずです。ケイタ君、野球部でしたよね。こないだケイタ君と会って聞いたんですが最後の公式戦があったんですね。奈良県中学野球連盟のホームページで試合結果を見たんですが・・・」

 

これが普通だというんです。

私の社会常識のなさをなじられた。

 

そう言われればそうだけど、「野球、大活躍でしたね」「やきゅ~~!?!?」のほうが面白いのも確かである。