バスの車掌さんはいつごろからなくなったんでしょうか。
私は子供のころから近鉄バスに乗ってたし高校からは大阪市バスにもよく乗りましたが車掌さんが乗ってた記憶がない。
車掌さんはいたはずですが記憶にはない。
気にしてなかったんでしょうね。
失礼しました。
ウイキペディアで調べたらバスに車掌さんが乗らなくなったのは1960年代からだそうです。
「ワンマンカー」という表示をおぼえてます。
ユーチューブを見てるといろんな動画を紹介してくれる。
京王帝都鉄道自動車事業部制作のバスの車掌さん向けの教育映画が出てきた。
映画の中に出てくる年号からすると昭和40年制作みたいです。
まだまだ車掌さんが活躍してたんですね。
映画の最初にバ~ンと「あなたは会社を代表します」という文字が出てくる。
車掌さんの自覚を促してる。
「お客様には明るく礼儀正しく親切丁寧に対応しましょう」
いまにも通じる接客心得です。
上品ですよ。
「発車いたします。よろしゅうございますか」
裏千家家元じゃないですよ。
京王帝都バスの車掌さんですよ。
一気に好感を持ってしまった。
息子の嫁に、と思う乗客は多かったのではなかろうか。
この映画で一番驚いたのはバスが電車の踏切に差し掛かった時です。
警報機だけの踏切なんですが、手前で車掌さんが降りるんです。
線路に走って行って電車が来ないか左右確認後向こうへ走って行ってバスを誘導する。
牧歌的というかのんびりしてるというか、いい時代だったんだなあと思う。
昭和はよかった、いい時代だったんだなあとしみじみしてたら昭和42年のテレビドキュメンタリー「現代の住宅難」という動画が出てきた。
東京都の住宅事情を調査してる。
6畳一間に家族8人とか四畳半に5人とかなんちゅうかもう「よろしゅうございますか」などと言うてる場合じゃないでしょう。
京王帝都鉄道自動車事業部の車掌さんに文句言っても仕方ないけど。