若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

はよ出しておくれやす

ニュースで歳末風景が増えてます。

 

門松を飾ったりしめ縄を作ったり。

ニュースと言えるようなもんじゃないけど毎年やってます。

 

NHK関西のニュースで京都の中央郵便局を取り上げてた。

年賀状の受付が今日から始まるんですね。

 

「始まりました!」というPRです。

京都でPRと言えば舞妓さんです。

 

京都中央郵便局特設会場には赤い毛氈の上に昔なつかしい赤い円筒形のポストがど~んと置いてある。

そしてポストの両脇にはだらりの帯の舞妓さんと芸妓さんがすっくと立ってる。

舞妓さんのほうが叶朋(かなとも)さん、芸妓さんのほうが叶季(かなえ)さんどす。

 

赤いポストをはさんで立つ舞妓さんと芸妓さんを、なんと制服姿の幼稚園児が数十人しゃがんで見上げてる。

 

シュールレアルな光景でございます。

 

まず舞妓さんが年賀はがきの束をポストに入れる。

次に幼稚園児代表が年賀はがきの束をポストに入れる。

 

そして叶朋さんがカメラに向かって「はよ出しておくれやす」とにっこり。

 

ここまではまあよろしい。

舞妓さんと幼稚園児という異色の顔合わせというかコラボというかミスマッチというか異業種交流というかまあなんでもよろしい。

 

よろしいけどね、この後ポストを片付けて赤い毛氈の上で舞妓さんと芸妓さんが幼稚園児相手に「祇園小唄」を踊って見せたのにはかっくんとなった。

 

♪月もおぼろに東山

かすむ夜ごとのかがり火を

夢もいざなう紅桜

偲ぶ思いを振り袖に

祇園こいしやだらりの帯よ

 

幼稚園児の間から「よ~よ~よ~!」と声が上がったのはさすが京都どすなあ。