アメリカの第4代最高裁長官ジョン・マーシャルの伝記を読み終わりました。
この本はだいぶ前に読み始めたんですが途中でほかの本を読みだして中断してました。
中断してたことも忘れてしまってた。
思い出して再開したんですがどこまで読んだか忘れてた。
どうせひまなんだしもう一度初めから読むことにしました。
序文を読んだらだいたいおぼえてたのでほっとしました。
ホッとしたのもつかの間知らない話になった。
2割ほど読んだときおぼえてる部分が出てきてほっとしたらまた知らない話になった。
4割ほど読んだときおぼえてる話が出てきてまた知らない話になって6割ほど読んだときおぼえてる部分が出てきてまた知らない話になって8割ほど読んだときおぼえてる話が出てきたのにはカックンとなった。
この本は8割ほど読んでたことになる。
8割ほど読んでところどころかすかにおぼえてる。
ま、そんなもんですか。
独立戦争で活躍し外交官として活躍し政治家として活躍し弁護士として活躍し最高裁長官として大活躍した。
有能で明朗で謙虚。
神格化されてしまったというのも無理はない。
ただし、子供には恵まれなかった。
6人いたけどろくなのがいない。
一人娘は典型的パッパラパーのバカ娘。
一番まともな長男もず~とカネの心配をさせてた。
次男と三男は「素行不良」のためハーバード大学停学処分。
停学処分が明けた三男から手紙が来た。
結婚するという知らせだった。
しかもニューイングランドきっての名門で大富豪、弁護士の娘という願ってもない相手。
しかも相手の父親からも祝福されているという。
最高裁長官は舞い上がってしまった。
あのドラ息子がやっと・・・。
喜びに震えながら相手の父親に手紙を書いた。
「おさびしいこととは存じますがお嬢様は私どもにとって実の娘同様・・・」
すぐに返事が来た。
「結婚?なんの話ですか。お宅の息子さん、会ったことないですが」
偉人、気の毒。
ジョン・マーシャルは80を過ぎて旅先で倒れて危篤状態になった。
知らせを聞いた長男は駆けつける途中で雷に打たれて死んだ。
家庭的にはほんとに気の毒です。