ウチに電話が来たのは高校の時ですがぜんぜんおぼえてない。
小学生のころウチにいろんなものが来た。
順番はあやふやですが、洗濯機、冷蔵庫、掃除機、炊飯器、テレビ。
もちろん一番はっきりおぼえてるのはテレビで、届いた夜一家勢ぞろいでで電気を消して見た。
洗濯機も冷蔵庫も掃除機も、「ついにウチにも来たか」という感覚はおぼえてます。
炊飯器はおぼえてない。
掃除機にはカックンとなった。
夢中で見てたテレビのプロレス番組が三菱電機の提供で、掃除機の音がいかに静かか、病気で寝てる人の枕もとで使っても無音というコマーシャルを流してた。
現実の掃除機は「ゴーッ!」という音がしたのでびっくりした。
それにくらべて電話は記憶がまったくない。
高校生男子にとって利用価値がなかったんでしょうな。
当時利用価値という点で電話と炊飯器は似たようなものだった。
今ケータイ電話が炊飯器に大差をつけているのは不思議である。