若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

字幕と吹き替え

 映画字幕の草分けとして有名な、清水俊二さんの本を読んだ。
映画の字幕というのは、昭和初期、アメリカの映画会社が日本向けに始めたのが好評で、以後定着したそうです。それを見たライバル会社が、「ウチは吹き替えで行こう」と、ハリウッドで日本人を使って録音したそうです。これを日本で公開したら、非常に評判が悪かった。
 当時、カリフォルニアには広島からの移民が多く、このとき吹き込んだのが広島の人たちで、せりふがすべて広島弁なので、観客の失笑をかったということです。

 おかしなせりふといえば。昔、中国でテレビを見ていた人の話。
その番組は、「人民解放軍もの」で、もちろん日本軍が悪役。その悪役の、いかにも憎々しげな日本人将校が、形相も凄まじく部下に向かって絶叫!
「皆様!突撃してください!」
日本語の発音は上手だったそうです。