ベンチに座っていると、不思議な女性が目に入った。
お盆に何か載せて運んでるのかな、と思ってよく見ると、その若い女性は、ノート型パソコンを開いて、歩きながら操作しているのであった。
そのまま電車に乗り込んでいった。
初めて見ました。
電車の中では、よく見かけます。
先日、若い男性が座席に座って、ノート型パソコンを操作していた。何気なく画面を見ると、マージャンゲームであった。
ケータイでは、こんな女性がいます。
毎朝、ほんとに毎朝、ホームを歩きながら、ニコニコとケータイで話をしている。
こんなにうれしそうなんだから、相手は恋人だろうなとは思うけれど、朝7時過ぎです。ゆっくり彼女の相手をしてるなんて、どんな男か一度顔を見たいもんだと思っていた。
ある朝、彼女がやって来た。いつものようにニコニコしてる、と思ったが、いや！違う！いつもと違う！
笑顔の輝きが、ぜーんぜん違う！光り輝いているではないか！
よほど楽しいことを話してるのだろうと彼女を見たら、な、な、なんと！ケータイで話してるのじゃない！
横に男がいたのだ！
こいつか！いつもお相手してるのは！
しかし、えらいもんですな〜。ケータイで話すのと、じかに話すのとで、これほどに輝きが違うとは。
とんでもないネーチャンもいる。
ある朝、ベンチに座ってる私の前を、通り過ぎながら
「ケッ！おっさんだらけ！」とはき捨てるように言う声。
驚いて顔を上げたら、場末のホステスみたいなネーチャンであった、と言えば、場末のホステスに失礼にあたるようなネーチャンであった。
このネーチャンの成れの果てみたいなオバハン。
大声でケータイで話しながら、ホームをのっしのっしと歩いている。
「あのなー、あんたなー・・・ちょっと・・ちょっと待ちーな。あんたなー、自分で何言うてるかわかってるんか！？えー！？・・・あんた、何言うてるん！・・ちょっと待ちーな！あんたなー・・・あんた、あんた、自分で何言うてるんかわかって言うてるんか！？えー！？なにぃー！？」
相手もなかなか負けてないようである。どちらもがんばれ！
