若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

朝鮮半島安定化への提案

このたび、米国国務省より、若草鹿之助商店に対して、朝鮮半島安定化についての具体策の提案を求める要請があった。

若草鹿之助商店の長年にわたる国際問題に関する情報収集力、分析力、具体的かつ現実的な提案力などが評価されたものと、素直に喜びたい。

米国国務省の注意を引いたのは、当商店の「テッポー丼」案であったようだが、実は当店では、過去においても同様の提案をしてきた。
昨年、一部の政府高官の間で話題になったのが、当店のアフガン難民支援策である。
これは、日本とロシアが協力して、「うにいくら丼」による食糧援助を行うという案であった。当店は、丼ものが得意なのである。
この案は、鈴木宗雄代議士による利権化の動きが災いして、ついに日の目を見ることがなかった。

さて、早速提案したいのが、「金正日記念色板人文字団」の結成である。
北朝鮮の外貨獲得の一つの案として提案する。
北朝鮮の、「人文字」は世界的に有名である。
この「人文字芸能団」を、十万人規模で組織し、世界に売り込むのである。
十万人が国外に出れば、食料不足の解消にもなる。
そして、何より、アメリカ人は、こういう「マスゲーム」が好きである。アメリカの、悪化した対北朝鮮感情が好転することが期待できる。

「外貨獲得」「食糧難解消」「米朝友好」、これが同時に実現できる画期的な提案である。

ソフト面では、ディズニープロダクションの協力を得たいと思う。
巨大スタジアムでの公演では、ミッキーマウスの先導で、北朝鮮の子供たちが入場する。子供たちの笑顔と、ミッキーマウスはよく調和するであろう。

演目は、「アメリカ万歳!西部開拓史」を予定している。
現在、北朝鮮では、色板を変える速度を1秒に20枚程度にまでアップさせる訓練が行われている。ほとんど映画並みの色板画像が実現できると思う。

騎兵隊がインディアンを攻撃する場面などが、スタジアムに再現される。
フィナーレは、もちろんブッシュ大統領がウィンクしてピースサインをする画像である。
画像に合わせて、子供たちが、「ブッシュ様万歳!」と叫ぶ。

このとき、長年教え込まれた「将軍様万歳!くたばれ!アメリカ帝国主義!」等と叫ぶのではないかと心配したが、責任者によれば、大丈夫とのことである。
北朝鮮は、信賞必罰の国。子供でも容赦はしない。
間違えた子供は、おやつ抜きとのことである。