若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

カダフィ議長に問う

アルジェリアで大地震があって、千人以上の死者が出ているらしい。

阪神大震災で記憶に残っていることがある。
地震発生後、各国首脳から、日本に向けて、お見舞いのメッセージが寄せられた。
申し訳ない事ながら、どの国からどのようなメッセージが届いたのか忘れてしまったが、リビアカダフィ議長のものだけは忘れられない。

「今回の大地震は、日本国民が、魂を経済に売り渡したことに対して下された天罰である」

すごい!と思った。
カダフィ議長を見直した。
ふつう言えませんよ。

それに引きかえ情けないのは東大寺であった。
東大寺二月堂のお水取り、修二会というのは、昔から、その時々の天変地異や疫病などに対してのメッセージもこめた行事だと言う。

朝日新聞の報道では、その年の修二会で、阪神大震災について東大寺のえらいお坊さんが次のように読み上げた。

「大いに大地が揺れ、数多くの建物が崩れ、何千人もの人が犠牲になった。冥福を祈る」

つまらん。
自治会の義捐金募集の挨拶文とかわらんではないか。
カダフィ議長の勝ちである。

「今回の大地震は、日本国民が、私利私欲の追求に明け暮れ、仏法をないがしろにした事に対して下された仏罰である。今後は心を改め、仏、法、僧、三宝を敬うべし。さもなくば、第二、第三の地震が起こり、汝らを地獄に落とすであろう。救われたくば、奈良に来たりて、大仏を拝し、鹿せんべいを買うべし!」

これくらい言ったら、若い信者も増えると思う。
白装束の集団も、あんなことしないで、大仏様に護ってもらおうとやって来ます。

私は、カダフィ議長が、その後世界各地で起きた地震に対して、どのようなメッセージを発しているのか大いに注目してきたが、新聞では報道されない。

そこで、カダフィ議長に聞きたい。
アルジェリア地震は、何の罰か?
トルコ地震は?中国、メキシコ、あっちこっちの地震について聞きたい。

つまらん答やったら承知せんで。