若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

金魚すくい大会

駅のポスター。

八月に、金魚の町大和郡山市で、第九回金魚すくい選手権大会が開かれるらしい。

わが「鹿せんべい飛ばし大会」は第十一回だから、「鹿せんべい」の方が先輩である。
鹿せんべい」は、参加者は当日受付で五百名、「金魚すくい」の参加受付は、七月四日締め切りで、千五百名。
鹿せんべい」の方が、気軽に参加できるこじんまりした大会であると言えるし、「金魚すくい」の方が、堂々たる、全国規模の、大々的イベントであるともいえる。

決定的に違うのは、というか、決定的に「鹿せんべい飛ばし大会」が負けているのは、優勝商品である。
鹿せんべい飛ばし大会」の方は、優勝賞品が「鹿の角」という、「ありもの」ですませているのに対して、「金魚すくい選手権大会」優勝者には、なんと「ハワイ旅行」がプレゼントされるのである。
「鹿の角」と「ハワイ旅行」では、どうひいきめに見ても負けでしょう。

もちろん、負けているばかりではない。
鹿せんべい飛ばし大会」には、イケメンナイスミドル若草鹿之助が、オフィシャルテーマソング「鹿せんべいツイスト」を歌って踊る狂熱のライブという圧倒的強みがある。

鹿せんべい飛ばし大会」の主催者である、若草山観光振興会におかれましては、その圧倒的強みに安住することなく、賞品の面でも、なお一層の奮起をお願いしたいと思う。

なお、「金魚すくい選手権大会」のポスターに、ひとつケチをつけたい。
ポスターに、「平和のシンボル金魚が泳ぐ町」と書いてある。
いつから「金魚」が平和のシンボルになったのか。
タバコの「ピース」のマークは、「鳩」から「金魚」に変わるのか。
市当局の見解を糾す。

もうひとつ。
奈良県下で、来年高校を受験する子供をお持ちのご家庭に、極秘情報をお知らせする。
近年の少子化に伴って、大学、高校をはじめ、各学校が個性を競い、特徴を打ち出す動きが加速しているが、奈良県立郡山高校では、来年から、入試に「金魚すくい」を取り入れることになった。
学力試験のあと、同校体育館で実施される予定である。

配点は、普通の金魚が一匹一点、出目金が一匹二点である。

教育委員会の正式な許可はまだ下りていないので、県教委へのお問い合わせはご遠慮ください。
詳しくは、若草鹿之助商店奈良県立高等学校進学対策準備室金魚すくい分室まで。