若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

おっさん、おばはん

昨日、知り合いの人が出るバンドのライブに行った。
私より少し若い人たちベンチャーズコピーバンドである。

以前、この店で、「夏に、おっさんバンドがベンチャーズ・コピーのライブをします」というポスターを見て、聞きたいと思っていた。
店の主人がドラム担当だという。

私は、誰であれ、「おっさん」とか「おばはん」という言葉を自分で使うことに抵抗がある。

居合わせたこの店の奥さんに、「おっさんバンド」と書くのはよくないと思うと言ったら、
「イヤ、ほんとにおっさんなんですワ」

奥さんがそう言うなら仕方が無い。

昨日プログラムを見て驚いた。
「○○おっさんバンド」という公式名称なのであった。
語感の違いなのか?

働く女性が、「おばはん」を自称するのは、わかる気もする。
仕事相手の中高年女性を「おばはん」呼ばわりするあほな男がいるので、自衛のため、言われる前に自分で言ってしまうのであろう。

そういうあほな男を何度か目撃した。
政府系金融機関のエライ人はひどかった。
国際経済について講演した後の懇親会で、一杯飲んで、顧客である女性経営者に向って「おばはん」と言ったのである。
私はあきれかつ腹が立ったが、その女性は「慣れてます」と言われた。
その「おっさん」は、現在某私大の教授である。

高校卒業30年の同窓会に出た時のこと。
名前を言われてもわからないほど、変わってしまった人もいる。
そんな中で、私は会う人ごとに
「若〜い!全然変わってない!顔もスタイルも、高校の時の紅顔の美少年そのまま!何か秘訣でもあるのか」等と聞かれたらどうしよう、困っちゃうナ、特別なことは何もしてないのに。なんと答えればよいのだろうかと、緊張しながら待ち構えていたのであるが、誰もそんな質問をする人が無かったのでほっとした。
ずっと緊張しつづけていたので、終わった時は虚脱感で倒れそうであった。

会場中央で「ガハハハ!」と大きな口をあけて笑っているおばはんがいる、と思ったが、私は紳士だからそんなことは書かない。

大きな口をあけて笑っている女性がいた、と書く。
3年の時同じ組だった、当時は物静かであったところのTさんだった。

Tさんは、自分の仕事の話をしていた。
「私、○○屋のおばはんよ!ガハハハ!」

私はそれを聞いて淋しかった。
自分でそういうことを言うべきではない。

ワシに言わせろ!