若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

古代文字年賀状

先日、エジプト古代絵文字で年賀状を書いたらどうかと提案したところであるが、今朝の新聞の書籍広告に、「古代文字年賀状」という本が出ていた。

これは、漢字のルーツである甲骨文字や金文などの古代文字で年賀状を書いてみませんかという内容らしい。
私はふざけて言ってみただけであるが、真面目に商売にしようという人もあるのだ。

こんな本もある。
「必携!ペット関係基本法:動物愛護六法」
これは、「ペット法の権威による法令の解説と関連重要判例を説く資料集」だそうです。
誰が買うのか?
ペットを飼っている人が、自分は法律に違反していないか確認するために買うことはなかろう。
ペットショップ関係者が買うのか。
この本を必要とする人を知りたい。

「子供が語る施設の暮らし」
この本は、様々な理由で親と離れて児童福祉施設で暮らす高校生が、親への思いなどを綴ったものである。
昔見たテレビのドキュメンタリー番組を思い出した。

児童福祉施設で育った男の子が、高校を卒業して社会人になろうというころ、幼い彼を捨てて家を出て行った母親が見つかった。
彼女は新しい家庭を築いていた。
息子は訪ねて行くようになった。

卒業の報告に行った時、母親が、自分が捨てた息子に対して言った言葉が忘れられない。
「お前もこれから社会に出たら、人様に迷惑をかけるようなことだけはしてはいけないよ」

その言葉を、新しい背広を着た息子が、自分を捨てた母親の前に座って、かしこまって聞いていた姿も忘れられない。

今朝の「ひと」欄で、薬師寺の新しい管主が紹介されている。
薬師寺は、金堂や西塔の再建資金を、写経納経料でまかなってきた。
これまでに七百万巻が納経されたそうである。
新しい管主は、「一般人に写経を勧めながら、僧侶が写経しないのはおかしいので、月一度、全員で写経するようにしたい」と語っている。

別におかしくはないのではないか。
全員で月一度写経する方がおかしいと思う。
素人ではあるまいに。

仏教系の高校に行っていた人の話を聞いたことがある。
その高校では、停学処分になると、「般若心経」の写経を命じられたという。

それでよいのではないか。
薬師寺でも、タバコを吸ってるのを見つかったお坊さんや、暴力事件を起こしたお坊さんに写経させればよいと思う。