若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

よみがえる不死鳥!

昨日は、終日37度の高熱にさいなまれ、生死の境をさまよった私であるが、現代医学の粋を集めた医師団の不眠不休の治療と、私に備わった超人的な体力と精神力によって、再び新しい朝を迎えることができた。

37度の高熱に耐え、乗り越えることのできる強靭な身体を与えてくれた両親に対して、感謝の気持ちでいっぱいである。

今年二度目の奇跡の復活である。
私は、死の淵からよみがえるたびに大きくなるといわれるが、今回もまた少し背が伸びた感じがする。
あとで身長を計ってみよう。

生死の境をさまようというのは、生きていることの有難さ、素晴らしさを再確認するという意味で、非常に良い経験である。
死に直面してこそ生の意味もわかるというものである。

獅子奮迅の働きをして下さった医師、看護婦の皆さん、また、「鹿之助重態」との報を聞いて、「飛べフェニックス!」と励ましの言葉をかけてくださった皆様に感謝します。
また、若草邸迎賓館「やまと」別館大手門前に設けられた記帳所で、私の平癒を祈願して記帳してくださった皆様にも感謝します。

ただ、気になったのは、ごく少数ではあるが、「37度や8度の熱で」などというとんでもない発言をする方があったことである。
自分を基準にしてもらっては困る。
私は、「精密機械」と言われる男である。
平熱36.5度。可動保障範囲は36.5±0.2度である。
雑な作りの人といっしょにしないでほしい。
私は、スーパーコンピュータみたいなものである。
ブルドーザーではありません。

37度、38度という数字には、生物学的意味のほか、政治的意味もある。
38度を越えるか越えないかは、命にかかわるのである。
38度の線を越えると、地獄の将軍様の顔を拝まねばならない。
そういう意味でも、37度というのは、命を保障する重要な数字なのである。