若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

風呂

今日の新聞に、入浴剤がよく売れているという記事が出ていた。

我家は入浴剤をあまり使わない。
子供が嫌がるからだ。

娘達が小さいころ、喜ぶだろうと思って入浴剤を入れたら、二歳か三歳だった次女が、「入れたらイヤ」という。
「どうして」
「お湯がまずくなる」

それ以後入れない。

小さい子にとって風呂は遊び場だ。
いっしょに入ると楽しい。
結婚する前も、妹が甥のK太郎を連れて帰って来ると、いっしょに風呂に入るのが楽しみだった。
よちよち歩きのころだった。
脱衣場でK太郎の服を先に脱がせた。
よちよちと風呂場に入って行くのを見て、私も急いで服を脱いでいると、風呂場で「ボチャン!」という音がした。
あわててのぞくと、K太郎が風呂にはまって、お尻と足を出してバタバタさせていた。
妹にはないしょの話だ。

今日の新聞には、市販の入浴剤でなくても、大根やしょうがを入れてもよいと書いてあった。
自分が鍋物になったような気がするのではないか。
シャンプーのかわりに「ポン酢」をかけたりしそうだ。

先日テレビで見た銭湯の主人はすごかった。
いろんなものを入れるのだ。
「コーヒー湯」とか「牛乳湯」とかを売り物にしている。

そのこと自体はすごくない。
全くテストをせず、思いついたらいきなり入れてしまうというのがすごい。

「カルピス湯」の時は、身体がべたつくという苦情が出たそうだ。
「しいたけ湯」の時は、身体にヘンなにおいがついて取れないという苦情が出たそうだ。

主人もすごいが、入る客もすごい。
男湯だけでしょうな。
女性は「しいたけ湯」に入るような馬鹿なことはしないと思う。

子供のころ風呂を沸かすのが私の役目だった。
中学の時、作文に書いたことがあるから、ガス風呂になるまで、かなりの期間沸かしていたと思う。

紙くずを入れて火をつけて、細い木を入れて、太いマキを入れる。
少しは「技術」もいるので結構楽しかった。
燃やす木の種類によって、湯の沸き方が微妙に違う。
湯を沸かすのに一番いいのはカシの木だ。
「湯はカシ」だ。

苦しい。

いずれにせよ、風呂に入ると血行も良くなり、リラックスできるので、若さを保って長生きできる。
「風呂長寿」だ。

苦しい。
風呂に入って血行を良くしよう。