若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

高橋尚子、アテネへ!

高橋尚子選手が、アテネ・オリンピックのマラソンに出場するという衝撃的なニュースが世界を駆け巡った。

オリンピックを単なるスポーツ行事として考えている人には想像がつかないだろうが、オリンピックは政治と経済の世界に属する人類最大のイベントだ。

高橋選手が出場しないことで打撃を受けるのは、単に彼女のスポンサー企業だけではない。
シドニーオリンピック金メダリストという知名度は、計り知れない政治的経済的効果を持つ。
日本から高橋応援団が押し寄せることをアテネもあてねしていた。
国際陸連はもちろん、世界のスポーツ関連企業も高橋と最高記録保持者ラドクリフの対決でマラソンに対する関心が高まることを期待していた。

そこで、高橋選手を出場させるため国際的陰謀がはじまった。
まず動いたのは、IMCO(世界マラソン沿道協会)である。
あらゆるマラソン中継を見ていれば分かることだが、世界のどこでも選手といっしょになって沿道を走っているバカがいる。

沿道を走るバカの国際組織がIMCOだ。
理事長はメルボルン五輪1万メートル優勝、「韋駄天のゲン」と言われた、ゲンシャー・シュナイダー氏、副理事長はローマ五輪マラソン2位、食いついたら離れないところから「スッポンのテツ」と言われたテッツーニョ・ハラ氏である。

IMCOは高橋選手を特別招待選手としてアテネラソンの沿道を走らせるつもりだ。
これまで沿道を完走した者はいない。
高橋選手が完走すれば、世界初と言うことで話題性も十分である。

ただ、沿道を走るリスクは大きい。
沿道は段差などがあるため足にまめができやすい。
「えんどうまめ」だ。

ここまで書けばいくら鈍い読者でも気づくであろう。
高橋出場のために動いた真の主役は、国際えんどう豆協会だ。
シカゴの商品取引所に本部を置く同協会の理事長は、日本人の遠藤豆太郎氏だ。

えんどう豆は国際的投機商品として有名である。
生産国アメリカと最大の消費国日本の、えんどう豆に対する動きによって、円・ドル相場が動くとさえ言われ、えんどう豆は別名「円ドル豆」と言われていることは、私のように国際穀物先物取引で巨万の富を築いた人間には常識である。

ブッシュ一族はすでにえんどう豆を買い占めている。
高橋選手がアテネでえんどう豆を作って相場が急上昇した時に売り逃げるつもりであることを予言しておく。