若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ヘンな名前

オリンピックなどの楽しみの一つは、「ヘンな名前」だ。

「ヘンな名前」と言っても、「日本人から見たヘンな名前」であって、むこうの人にすれば、「ほっといてちょーだい」だ。

「ヘン」ではないが、私にとって気になる名前は、ケニヤの女子マラソン選手「オカヨ」だ。

私の妹の名前が「加代子」なので、なんだかおかしく感じてしまうのである。
「オカヨ」さんの名前が「マーガレット」と知ってからは、おかしくてならない。

「マーガレット・オカヨ」と聞くと、妹の顔が浮かんで、思わず笑ってしまう。
妹は気を悪くするか知れないが、そのうち、「マーガレット」と聞いただけで妹の顔を思い浮かべるようになるかもしれないから、その時は妹は気を良くするだろう。

妹よ、もう少しの辛抱だ。

それにしても、「マーガレット」は「普通」なのだろうか。
日本の野口選手が、「ジョセフィーヌ野口」だったり、私が「若草バンビ」だったりするのと同じようなものではないだろうか。

同じケニヤの女子マラソン選手でも、「ヌデレバ」選手は、いかにもケニヤらしい姓のように思うが、これもケニヤの人に聞いて見なければ分からない。
ケニヤ人なら誰もが笑い出すような「珍姓」かもしれない。

広沢瓢右衛門という人の古い浪曲に、「雪月花三人娘」というのがある。
そこにアメリカ人宣教師の娘が出てくるのだが、この娘の名前が、「ワッチー・ギズモズル」というのだ。

「ワッチー・ギズモズル」
明治大正の浪曲ファンにとっては、十分アメリカ人女性らしい名前と思えたのだろう。