今日は、尊師のボーカル科の生徒の発表会である。
私はエレキギターを習っているが、尊師の音楽大学での専攻は、エレキギターではなく声楽なので、本業は「ボーカル科」ということになるだろう。
他のボーカル科の先生も一緒の発表会なので、毎年大人数で長時間だ。
今日は、2時スタートで、9時終了の予定だ。
尊師自身が、「拷問ですね」と言われる。
ビデオ係の私にとっては、まさに拷問だ。
ロックならともかく、わけのわからん「Jポップ」を数時間聞かされるのはたまらん。
しかし、ご指名なのである。
自慢するわけではないが、尊師の私のビデオ撮影に対する信頼は厚い。
私のギター演奏に対する信頼のなさと良い対照である。
拷問ではあるが、全く無償と言うわけではない。
1曲弾かせてもらえるのである。
尊師は私の弱点を見抜いておられる。
1曲弾かせると言えば、少々の拷問には喜んで耐えるだろう。
そのとおりだ。
6時間わけのわからん「Jポップ」を聞いて撮影するかわりに、4分間演奏できる。
私にとって悪い取引ではない。
指が引きつって立ち往生しなければの話だが。
カラオケがほとんどだから、ギターを弾くのは私だけかもしれない。
脚光を浴びるのか、うくのか、どっちでもよろしー。
エアロスミスの「アメイジング」、地獄の狂獣K原くん君に負けないよう、ギャーン!と弾こう!