若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ボーカル科発表会報告

昨日は、ボーカル科の発表会。
会場は、いつものアメリカ村のライブバー「ザ・セラー」。

先日書いたが、婚礼や法事の楽しみの一つは、年月の重みを感じさせるいい顔のお年寄りに会えることだが、ヤマハの発表会の楽しみは、何の心配もなさそうなノーテンキな顔の若者に会えることだ。

最近、若い女性で、下着のような上着というか、赤ちゃんのよだれかけみたいなのを着ている子が多い。
昨日もそういう女性達がいた。
それはよろしい。
しかし、上はそういう肌もあらわなかっこうをしながら、残暑厳しき折からブーツを履いている子が何人もいたのには首をひねらざるを得なかった。

もちろん、よだれかけばかりではない。
Aさんは、まじめそうな若い女性会社員だ。
若いといっても職場ではベテランという感じの若さだ。

一、二度いっしょにステージに立ったことがある。
昨日彼女を見て、あれっ、と思った。
かなり化粧が濃くなったような気がしたのだ。
「化粧が濃くなったのではないか」とも聞けないので黙っていた。

男にふられてやけくそになっているのかと心配したが、そうではなかった。
彼女は、「マスカラまつげ」という曲を歌うので、わざわざ高島屋で強烈なまつげをつけてもらってきたのだった。
「やけくその厚化粧」でなくてよかった。

私は、二時からビデオ撮影係として、どこがいいのかと思える歌を熱唱する若者たちをうつしていた。
私の出番は六時ごろだった。
ギターは、一時からステージに置きっぱなしだ。
そばにいたセンベー君が、チューニングが狂ってるかもしれないから、合わせてきます、と言ってくれた。

親切なことだと思ったが、油断はできない。
漫画だと、こういう場面で、チューニングを合わせると見せて実は狂わせて、ライバルに恥をかかせて蹴落とす所だ。

私に異常なライバル意識を持つセンベー君のことだから、それくらいのことはやりかねない。
弾いた感じでは、合っているのか狂っているのか、例によって判断できなかったので、センベー君の行動に対する疑念は払拭されたわけではない。

今回は、K原君の地獄の叫びに負けずに弾けたように思うが、いつもの様に音符に追われるような感じで弾いたので、なんとも言えない。

さて、私の演奏中、撮影を任せていたのが「どて君」なので、私は心配でたまらず、カメラの場所に急いだ。