アメリカのパウエル国務長官が、「大量破壊兵器は発見されないだろう」と語ったそうだ。
さびしいではないか。
なんともいえないさびしさとむなしさを感じる。
超大国アメリカの指導者が、イラクに対する攻撃を始めるに当たって、最大の理由とした「大量破壊兵器」が存在しないとは。
殺された人たちは浮かばれない。
大量破壊兵器がないなら神も仏もない。
大量破壊兵器存在せよ!と祈らずにはいられない。
ブッシュ大統領や小泉首相やブレア首相は、罪の意識にさいなまれ、もだえのたうち、精神に異常をきたしているという話である。
三人は、反省の意味をこめて、現在「般若心経」の三百回写経に励んでいる。
ブッシュ大統領とブレア首相は、「英訳般若心経」をワープロで打っているので楽でいいと、小泉首相はこぼしている。
十月には、三人そろってフセイン元大統領に謝罪に行きたいという意向を伝えたところ、フセイン元大統領は、冤罪が晴れた晴れ晴れとした表情で、間違いは誰にでもあること、すべてはアラーの神の思し召しのままに、と寛大に笑ったそうだ。
さすがである。
フセイン元大統領の温かい言葉に感激した三人は、フセイン氏と義兄弟の杯を交わし、イスラム教に改宗するそうである。(スンニー派にするかシーア派にするかは未定)
しかし、若草鹿之助商店大量破壊兵器事業部は、この問題について別の見方をしている。
大量破壊兵器は、北朝鮮に預けてあるのだ。
先ごろ、北朝鮮で列車の爆発事故があったが、たぶんイラクの大量破壊兵器を運搬中の事故であると思われる。
ブッシュ大統領、小泉首相、ブレア首相に忠告。
謝罪して一日も早く精神的に楽になりたいだろうが、早まって謝ってはいけない。
大量破壊兵器は出る。
謝ったのを見届けてから、フセイン元大統領と金総書記がぞろぞろと出してくる。
こけにするつもりだ。
もう少しの辛抱だ。
そのうち、北朝鮮が我慢しきれなくなって、外貨獲得のため、大量破壊兵器を売りに出す。
それまで、自由と民主主義と正義を愛する世界の人々を代表して、私は祈り続ける。
大量破壊兵器、存在せよ!ヒエロイムエッサイム!