若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

今年最後の練習

ライブに向けて、今年最後の練習。

う〜ん、なかなかきまりませんなー。

ドラムのIさんが、「きのう初めて、『オオキャロル』の原曲聞きました」、と言ったので驚いた。
きまらんはずだ。

恋の片道切符」を練習。
Iさんが、凄まじい速さでドラムをたたき出したのでまた驚く。

「片道特急」だ。

「スピードを落として!」と合図を送ったが、Iさんはいつも完全に横を向いてたたくので、伝わらない。
全員必死でついて行く。

猛スピードに息切れしたのか、ボーカルのYさんが、最後の繰り返しを1回飛ばして終わってしまった。
肩で息をしている。
「恋の片道特急、脱線転覆!」という感じだ。

本番でも起こりうることなので、私は、Yさんの歌が早く終わったら、伴奏もそこで終わろうと提案した。
全員賛成してくれたが、提案した私自身、そんな器用なことができる自信はない。

恋の片道切符」で、みんなから速すぎると言われたIさんは、次の「ルイジアナママ」は、非常にゆっくりとたたき出した。
スローモーションの「ルイジアナママ」、「ルイジアナ音頭」という感じだ。

「♪はあ〜、あの子かわいやルイジアナ娘、よいよい」と、手拍子で踊れそうである。

「もっと速く!」と合図を送るが、横を向いているIさんにはなかなか伝わらない。
やっと気づいて、徐々にスピードアップしていったので、テープのスピードが上がっていくような感じの「ルイジアナママ」になった。
こういうのもおもしろいと思った。

練習を終えてスタジオのロビーにいると、サックス科の、まり先生が来られた。
エレキギターを習いだした時、私は先生のことをサックス科の生徒だと思っていた。
音大を出てすぐの頃だったのだろう。
それから十三年、先生は当時と全く変わることなく若く美しい。
関係者がこの日記を読んでいるからこう書くわけではない。
ほんとです。

先生は、「ライブ、もうすぐですね。練習はかどってますか」と言われた。
私が、「まあまあ」と答えると
「鹿之助さん、またYさんをいじめてるんでしょ」

心外なお言葉である。
先生にサックスを習ってる丑之助君やどて君が、あることないこと吹き込んでいるようだ。

それからみんなで会場のライブハウスを見学に行った。
こじんまりしていい感じだ。
今日は「パンク大会」があるので、それらしい若者が続々集まっていた。