若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

伊勢参り

我が家は神道である。
13日から、家内と娘二人を連れて、伊勢神宮に参詣したが、これは毎年8月15日の敗戦記念日前後に行う、神道を奉ずる我が家の恒例の行事というわけではない。
私は小学校の修学旅行以来、他の三人は初めてだ。

大和西大寺駅から乗った近畿日本鉄道賢島行き特急は、「最新型アーバンライナー」ではなく、昔ながらの「ビスタカー」だったので三人はぶーぶー文句を言った。
これが二十年前なら、ぶーぶーくらいではすまず、下の娘が、「んも〜〜!アーバンライナーがいい〜〜!」ときーきーわめいたところだ。
よかった。

家族づれが多かったが、空席もあった。
車で行く人が多いからだろうが、この時期に空席があるようでは近畿日本鉄道も大変だろうと思う。
斜め前の席も家族連れだった。
四人がけにお父さんと子供たちが三人。
お母さんは一人離れて座っている。
こんなときくらい一人でいたいのであろう。
子供は、中学生と小学四、五年の男の子と、三歳くらいの女の子だ。
女の子は、この家族構成なら必ずこうなるという実物大見本みたいな子で、お父さんにしがみついていたかと思うと、お母さんに抱きつき、大きいお兄ちゃんの頭によじ登ったかと思うと、ちいちゃいお兄ちゃんのペットボトルを取り上げて一口飲み、頭をぱちんとたたき、身体を踏みつけ、自由奔放縦横無尽天下御免
約二時間見ている分には実に可愛いものであった。

伊勢神宮はよくわからんところだ。
二千年ほど前から「設立趣意書」他いろいろ書いておいてくれたらよかったのだが、今となっては誰にもわからないだろう。

水族館に行く。
水族館はわかりやすい。
水族館がどんなところかわからない人はいないだろう。

ペンギンがいた。
マンボウもいた。
どちらも、ぴったりの名前だと思う。
マンボウは日本語なのか。
ヘンな日本語だ。
タコもぴったりな名前だ。
タコをクジラと呼ぶことなど考えられない。

さんご礁の魚がたくさんいた。
口のとんがった魚の説明に、「さんご礁の間のえさをとりやすいから」と書いてあった。
他の魚はなぜとんがらないのか。

「群れる魚」という水槽があって小さな魚が群れて泳いでいた。
「群れて身を守る」と書いてあった。
ばらばらで泳いだほうが安全だと思う。

水族館もわかりにくいと思った。