若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

青葉かおり四段

朝日新聞で、浅井義貴という記者が、囲碁青葉かおりさんを紹介している。

「最近、一段と美しくなったと評判だ」

この書き出し、気に入らんね。
男性棋士を紹介するのに、「最近、一段と男前になったと評判だ」などと書きますか?
私を紹介するのに、そう書く人がいるかもしれんな。
やめてください。
絶対にやめてください!

さて、「評判だ」とは?
青葉さんの周囲の囲碁関係の人たちが、「美しくなった美しくなった」と言い合って騒いでいるということだろう。
どんな人たちじゃ?

「評判だ」などとヘンな書き方をせず、「私は、青葉四段が一段と美しくなったと思う」とはっきり言えばいいではないか。
「他の人がなんと言おうが、私は、青葉四段は絶対に美しくなったと思う」と、自分の責任で断言してほしい。
誰に遠慮して、「評判だ」などと奥歯に物のはさまったような言い方をするのだ。
奥さんか?他の女流棋士か?

「青葉四段は一段と美しくなったので、青葉五段と呼びましょう」と囲碁ファンに呼びかけてもいい。

浅井記者によれば、青葉さんはNHKの囲碁番組の司会を務めて二年目で、自信がついたのが表情に見て取れるそうだ。
それならわかる。
それをなぜ「美しくなった」というすかみたいな表現にするのだろうか。

細かいことを言うようですが、女性をほめるのに「美しくなった」ですませる神経が気に入らん。

青葉さんは、囲碁のプロなのだから、司会振りが板についてきたとか、最近ウデをあげたとかがいいんじゃないでしょうか。
青葉さん自身、「囲碁の普及に尽力すると同時に、もっと強くなりたい」と言っている。

私とちがって、ルックス優先の人ではないのだ。
言葉は大事に使ってほしい。
青葉四段は囲碁の人である。
以後気をつけてください。