朝日新聞文化欄の記事。
手編みがブームで、編み物をしながら食事などを楽しめる「ニットカフェ」があちこちにできているそうだ。
「ネットカフェ」は聞いたことがある。
「ネスカフェ」も知っているが「ニットカフェ」は初耳だ。
一昔前、「ゲーム喫茶」が話題になった。
「ニットカフェ」はおしゃれだが、「編み物喫茶」だとおばあさんが集まっていそうな感じだ。
「ニットカフェ」と「ネットカフェ」があるなら、「ナットカフェ」もあるのか。
ある。
アメリカの和食ブームでできた納豆専門のカフェだ。
「ヌットカフェ」は、店に入るとき不機嫌にぬっと入る。
「ノットカフェ」はカフェではない。
「ナ行」おしまい。
この記事の見出しに、「手編みの癒し」と書いてあるのでうさんくさい感じがする。
「癒し」という言葉を使ってあれば、まず信用しない方がいい。
手編みはアメリカで流行しているそうだ。
9.11同時多発テロ以降、人々は着飾って外出するより、家で手仕事をするのを好むようになった、と書いてある。
「着飾る」とは?
私は「着飾っている人」を想像することができない。
フラダンスの人みたいに、ハイビスカスのレイをつけて頭に花の冠をかぶっているみたいなものか。
アメリカのブームを受けて日本でも手編みがはやりだしているというのだ。
手芸用品のクロバーという会社が見本市を開いたら大盛況だった。
明日からは、日本で初めての「日本ニットフェア」が開かれる。
「ニットフェア」開催前の時ならぬブームに、日本手編み協会理事、編棒縫太郎氏はにっと笑ったそうだ。