若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

バッドボーイ

朝、テレビでチラッと見たが、「バッドボーイ賞」(?)というのがあるようだ。

「ちょいワル」がもてるのだそうです。
「ちょいワル」をイメージできない。
「極悪」ならできる。

「ちょいワル」がもてると教えてくれたのは長女だ。
幼稚園のとき、友達のことを話していた。

「○○君てやさしいよ。でも私、やさしいだけの子っていややなー」
ちょっとぎくっとしました。

長女と次女は、幼稚園と小学校での出来事を毎日夕食のときしゃべりまくった。こういう女の子がしゃべりまくるのを表わすうまい言い方がないかと考えたほどだ。
次女は熱が入ってくると、イスから降りて実演した。

「山田君と吉野さんがけんかしてワーワー泣きやってん」
「吉野さんが?」
「ううん、山田君」
「山田君って、あの悪い子でしょ」
「そう。山田君に突き飛ばされて吉野さんが怒ってほうきで山田君バンバンたたいて山田君が泣いた」

砂場で鈴木さんに意地悪されたときは、よほど腹にすえかねたのか紙で人形を作って再現した。私と家内と姉を座らせて、人形を動かしながら、「やめてよ!鈴木さん!」と熱演であった。

娘は今も変わらない。
夕食のとき、会社のことを洗いざらい報告する。部長、課長のこと、営業マンがどこに出張しているか、社内ばかりか、得意先のAさん、仕入先のBさん、国内ばかりか、韓国のCさん、中国のDさん。
私たちほど娘の勤務先の内情に詳しい親はいないと思う。

娘が私たちに詳しく報告しないのは、ボーイフレンドのことだけだろうと邪推している。

小学二年生のとき、長女が「死にたいと思うことがある」と言ったときは本当に驚いた。
「いじめか!」

ここであわててはいけない。
つとめて平静を装って、「どうして死にたいなんて思うのかな」
「死ぬってどういうことかわからないと、死んだときびっくりするでしょ。子供のときに一度死んでおいたらいいと思うの」
「・・・」
「地獄ってどこにあるの。土の下やね。どうやって行くの?地面が割れるの?バスが走ってたらバスも地獄に行くの?天国はどこにあるの?天国に行ったら、また友達と遊べるの?このままで遊べるの?それとも骨だけになって遊ぶの?あ〜あ、色々考えてたらわからなくなってくるわ〜」

わからなくなってくるのはこっちなのであった。