若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

子供と遊ぼう

朝日新聞に、「お父さんも子供と遊ぼう」という記事が出ていた。

お母さんは子供と遊んでいるのだろうか。
母さんは遊ばなくていいが、お父さんだけ遊ばなければいけないような雰囲気である。
お母さんは、ふつうにお母さんしていれば十分だが、お父さんはお父さんであるだけではダメで、がんばって遊ばなければならないのか。

子供との遊び方を教える本もあるそうだ。
人間、なんでも教えてもらわなければできないので、父親と子供の遊び方も教えてもらっていいと思うが、本を読んでマスターするのはかなり難しいと思う。

だいぶ前、車に乗っていたら、たまたまNHKラジオの「電話教育相談」という番組をやっていた。

切羽詰ったお父さんの相談があった。

「わ、わたくし・・・40歳の、ち、ち、父親です!9歳の、む、む、娘のことで、ご、ご、ご相談を・・・」

かなり追い詰められてる感じである。

「娘の生活態度に落ち着きがなく、学校でも協調性がないのは、わ、わ、わたくしの!・・・わたくしの、そ、育て方に問題があると言われ・・・」

このお父さんは、子供とのふれあいを大切にしようと、毎週日曜日には必ず遊園地などへ連れて行っているのですが、と訴えていた。
難しいですなー。

ウチの息子が小学3年生のとき、学校の陸上クラブに入って長距離走の大会に出た。
見に行ったが息子はかなり遅い方であった。
息子の友達のK君も同じくらい遅かった。

競技が終わって息子と話していると、K君とK君のお父さんに気づいた。
お父さんは、顔をくっつけるようにして真剣にK君に話をしていた。
反省会のようであった。
K君はうつむいて、こっくりこっくりうなずいていた。
お父さんの話はいつ果てるともなく続いた。

K君も大変だなと思った。
しかし、イチロー選手や松井選手のお父さんは、もっと激しいかもしれない。
私みたいな父親ばかりだと、日本のスポーツ界は非常にさびしいものになるだろう。

私は子供と遊んだか。
遊んでやったという気はしない。
ウチの子供たちは私のことを大型の遊具みたいなものだと思っていたのではないか。

かつては人気絶頂でありながら、いつの間にか飽きて捨て去られ忘れられたところの大型遊具が私である。(-_-;)