昨日は姪の結婚式で東京に行った。
またも「鹿せんべいツイスト」熱唱だ。
新幹線の車内のニュースを見ていたら、中国の地震を報じていた。
震度や被災者数が出た後で
「なお、死者については13人から17人と様々な情報」
「数十人から数千人」なら「様々な情報」だが、「13人から17人」なら5通りの情報ではないか、それにしても地震直後にしてはえらくはっきりした情報だなあ、などと考え込んでるうちに品川に着いた。
学生時代は品川駅はよく利用したが、昨日はあまりの変わりようにびっくりした。
まんず、は〜、東京はたいすたもんだ。
姪からの連絡で、会場でリハーサルがあること、ライトなど希望の演出があればなんでも言って下さいということだったので、最新式式場だと思っていたら、駅から乗ったタクシーが、大名屋敷みたいな堂々たる門をくぐったので意外であった。
大久保彦左衛門の下屋敷だったそうだ。
先月甥を見たとき、よくぞここまで、とは思ったが、姪のウエディングドレス姿には激しく感動してしまった。
結婚式での男は損なものだ。
姪は、ジャカルタで生まれ、その後もマニラの小学校に3年間通って、「日焼けした南国のチビッコ」という印象が強いので、花嫁姿の姪を見て、ああ、色は白かったんだとしみじみした。
マニラに行くことになったとき、何か姪が喜ぶようなことをしてやれないかなと思った。
ちょうどテレビでアニメの「小公女セーラ」が始まった。
これを録画して送ってやったら喜ぶのではないか。
ウチの娘達も喜んで見るしちょうどいい。
一回目から録画して一か月分を送った。
妹から手紙が来て、姪は大喜びで見ているという。
よっしゃ!と張り切って二ヶ月目のテープを送った。
妹からの手紙では、姪は「おじちゃんからのテープを首を長くして待っていて、夢中で見ています」とのことであった。
私はますます張り切って三ヶ月目に突入したが、これは大変なことをはじめてしまったと思った。
毎週録画するのは大変なことだった。
しかし、はるか異国の地マニラで首を長くして待っている姪のことを思うと一回でも抜かすわけには行かない。
ところが、なんたることか、ついに一回録り損なってしまった。
姪の泣き叫ぶ姿が目に浮かんだ。
許せ!
ところが妹の手紙には、一回抜けたのは全然わからなかったと書いてあった。
連続アニメなんてそんなものなのね。