若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

献血制度の危機

献血する人が減っているらしい。
私も最近はしていないのでえらそうなことは言えない。

以前は献血ルームに結構足を運んだ。
二十回か三十回の表彰(?)を受けたこともある。
ギター教室の近くに献血ルームがあったときは、レッスンの帰りに行った。

寝ていればすむことなので、こんな血でよければ、近くに献血ルームさえあれば、倒れるまでとは言わないが適量ならいつでもOKです。

献血制度の始まりについて、インターネットで読んだことがある。
きっかけはライシャワー大使が暴漢に刺された事件だそうだ。
治療の際使った血液が原因でライシャワー大使は血清肝炎になり、当時の「売血」が社会問題になった。
売血」により「不適切な血液」が輸血に使われたり、暴力団までからんでいたらしい。
それまで知らん顔だった政府も、アメリカ大使が輸血で血清肝炎ということであわてて改革に乗り出したようだ。

その記事の中で知ったのだが、献血適格年齢の全員が献血するなら、一人十年に一度の献血で必要量はまかなえるらしい。
ひどい話も紹介してあった。
今は400cc献血が主流で、200ccだと日赤で厄介者扱いされることもあるというのだ。いやな思いをしたと言う人がかなりいる。

献血者が減っているのは若者がしないからだそうだ。
痛いとか献血ルームが暗いとか不安だとか言っている。
情けない。

痛みは慣れなので、幼稚園くらいから週一日「献血準備デー」を設けて、子供達に腕のつねりあいをさせるとよろしい。
おおっぴらに腕をつねれるから、いじめが減ると思う。
あんまり目をランランと輝かせてつねる子は要注意。

献血ルームが暗いと言われて明るくすればいいと思うのは素人の浅はかさだ。
逆に暗くしたほうが精神的に落ち着く。
献血ルームの照明はロウソクにして、顔が見えるかどうかという程度がいいだろう。

不安を静めるためお香をたくのもいい。
賛美歌やお経を流すのも安らかな気持ちになれるのでいいと思うが、まあ、献血するのであって安楽死しようというのではないのだから、そこまですることはないかもしれない。