若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

小児科

近所に小児科医院ができた。
婦人科医院の隣である。

小児科の看板を見ると、何となくうれしいというか楽しいというか、いい気分である。
なぜだろうか?
不思議だ。

小児科は病気になった子供が来るところであって、楽しい場所ではない。
なぜうれしい?
子供関連なら何でもいいのか。

数年前、会社の近くに要介護老人施設ができた。
何となくわびしいというかさびしい気持ちになった。

高齢化時代をむかえて、介護を必要とする老人のための施設ができるのは心丈夫なことである。
要介護老人施設を見たらうれしくなってもよさそうなものだ。
なぜわびしい。

小児科医院を見てうれしくなったり、要介護老人施設を見てわびしくなったりするのは頭がおかしい。
私に必要なのは精神科のようだ。

開業した小児科は、「○○こどもクリニック」という。
隣は、「○川△子レディスクリニック」である。

「○○小児科医院」や「○川婦人科」という名前ははやらないようだ。

「○○小児科へ行こう」というより、「○○こどもクリニックへ行こう」という方が不安な気持ちが軽くなるだろう。
私は「カタカナ好き」ではないが、この場合は「こどもクリニック」を支持する。
先生も白衣よりアロハにジーンズの方がこどもに不安を与えなくていい。

しかし、「こどもクリニック」では、あまりにもイメージが明るすぎて、親がおもちゃの修理並みに軽く考えるかもしれない。

こどもには、「こどもクリニックに行こう」でいいが、こどもを診察した後、別室で親に説明する時、アロハを白衣に着替えて、「ウチは『こどもクリニック』といっているが、本当は『小児科医院』なんですよ」と告白したほうがいいだろう。

これからは「小児科医院」が減って、「こどもクリニック」がふえると思う。
今後もっと少子化が進めば、「○○お子様クリニック」とか「○○おこちゃまクリニック」になるにちがいない。