若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

「ある意味では」

「ある意味では」、というのもわかったようなわからんような言い方である、とかねがね思っていた。

おなじみ、県会議員のTさんが使うとこうなる。
今朝も駅前で演説。

「ここ、学園前駅南地域は、ある意味では高低差の激しい、道路のせまい地域でございます」

今回の発表会、Y森さんはどうしたんですかというお問い合わせをいただいている。
改めて固定ファンの多さに感心した。
Y森さんは、前回の発表会のレッドカードで合計十三枚目となり、今回は出場停止で自宅謹慎中である。
次回のレッスンで尊師の面接があり、反省の色が見られたら処分は解ける。

たしかに私もY森さんとの共演が一番できがいいので早く復帰してほしい。
「毒をもって毒を制する」というヤツであろうか。
私が「突発性指関節麻痺症」なら、Y森さんは「突発性顎関節痙攣症」なので、同病相哀れむ空気が症状を軽くすると言える。

今回の発表会でも、ギター、ボーカル、ウクレレ、サックス各科生徒の、私と同世代の人たちに、指関節、顎関節系の発症が多数見られた。
あまり多かったので、ヤマハから保健所に届け出たところ、連合軍援助物資脱脂粉乳の影響ではないかとのことである。

ある意味では私たちも戦争の犠牲者と言えるのかもしれない。

発表会で司会役を務めたボーカル科のベテラン女性Nさんは、ある意味ではすごい人だ。
歌がうまい。
ものすごくうまい。
「素人でうまい」というのでなく「玄人でうまい」という感じだ。

「客をつかまねば」という気迫を感じる。
客席を支配している。

どうしたらあんなに堂々と歌えるのか一度聞いてみたいと思っていた。
しょっちゅうライブハウスなどで歌っているのかと尋ねたら、発表会くらいだという。
全然あがらないそうだ。

感心して、「心臓、分けてもらいたいです」と言ってみた。
「いえいえ」と反応するような人ではなかった。

にっこり笑って
「いいですよ!毛ぇはえてますけど」

そ、そうでしょうな。(-_-;)
心臓の一つや二つ、「持ってけドロボー!」という感じだ。

腎臓移植で問題になってる万波先生、こういう積極的なドナーを探さないとだめですよ。