昨日は、東京に行った。
この時期、関が原に雪がないのは珍しいのではなかろうか。
温暖化で、喜んでいる人たちもいますね。
地元の人にって、雪がないのはいいことばかりでもないのだろうか。
朝、いつもより少し遅く出ると、バス停で待っていて、いつもとちがう町のようだった。
小学生が、登校していく。
にぎやかである。
長尾龍一『法哲学入門』を読む。
「御専門は?」
「法哲学です」
「法哲学ってなんですか」
こう聞かれると困ると、最初に書いてある。
学生からも、「先生の講義を一年聞いたが、法哲学とは何か、わかりませんでした」と言われるとも書いてある。
こういう風に書いてあると気が楽だ。
私も、読み終わって、法哲学とは何かわからなかったが、いいんじゃないでしょうか。
法学者の俳句を紹介してある。
月見の会で詠んだ俳句。
何人も見る権利あり今日の月
力強い句だ。
名句と言えると思う。
もうひとつ。
不動産を動産にする鉢の梅
ちょっと理屈っぽい。
理屈っぽくカタイのが法学のイメージだ。
『法哲学入門』となると、理屈っぽさとカタサが、がんじがらめにからまりあっているという感じだ。
それを、やわらかく解きほぐして書いてあるのだなということは理解できた。