松岡農林水産大臣が自殺した。
大臣の心の内は?というのではない。
テレビで、いろんな人が御冥福を祈ってるのを見た。
一番印象に残ったのは、高市早苗大臣だ。
泣いておられた。
高市さんが何かするのを見ると、いつも、「その心は?」と思ってしまう。
なにか下心があるのでは?と思う。
邪推である。
ゲスの勘繰りである。
勘ぐってはいけない、と思う。
いけないと思いつつ、彼女を見ると、つい勘ぐってしまう。
彼女が、私をゲスにするのだ。
彼女を見ると、私の「ゲス魂」が目覚めるので、できれば見たくない。
彼女は悪くない。
私に「ゲス魂」さえなければ問題ないのだ。
不徳のいたすところである。
一度だけ、彼女を見てうれしかったことがある。
何年か前、奈良の路上に一人立つ彼女を見た。
「選挙運動」だったのだろう。
彼女の顔には、「孤立無援」と書いてあった。
敵地にただ一人、という感じであった。
県会議員のTさんとはえらい違いだ。
同じ街頭に立っても、Tさんの表情には余裕がある。
「皆様おなじみの」という、余裕というか、周囲の人に対する信頼感が表情に読み取れる。
「早朝より、この場をお借りしまして、早や九年」という実績からくる落ち着きがある。
それにひきかえ、高市さんはなんだ!
選挙のときだけ!
と思いつつ、見ると、彼女はおどおどしていた。
なんだかうれしかった。
が、おどおどしている女性を見て喜ぶのは、やはりゲスだ。
どうしても、彼女は私をゲスにおとしめる、特別の力を持っているようだ。
困った人だ。