若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

真珠

朝日新聞天声人語

今日は、真珠王、御木本幸吉の生誕150年だそうだ。
「世界中の女の首を、真珠でしめて見せます」は、彼の「名台詞」として有名である。

初めて聞いたとき、もうちょとましな言い方ないんか、と思った。
真珠のネックレスにふさわしい、気品ある優雅な言い方ができなかったのか。

これでは、「真珠王」というより、「サラ金王」という感じである。
首をしめるのはよくない。
気品ある優雅な真珠で一儲けしようとする、下品で強欲なオヤジという感じである。

「私の真珠で、世界中の女性を、人魚姫にしてみせます」

これでもまだぎらつきすぎかな。

「私の真珠で、世界中の女性に、人魚姫になっていただきたい」

迫力不足か。
やっぱり、首をしめる方がいいだろうか。

朝日新聞奈良版。

朝日新聞全日本写真連盟共催の、2007年「読者の新聞写真」県代表決定。
二点ある。

一点は、奈良市のNさんの作品、「銀行強盗」

ぎ、ぎ、銀行強盗!?
衝撃のスクープ写真!

掲載されている写真は、「りそな銀行」の建物である。
支店の前に、人が何人か立っている。
「立ち入り禁止テープ」のようなものも写ってるので、立ってるのは警察官だろう。

それを向かい側の歩道から撮影した写真だ。
「銀行強盗」というタイトルにふさわしい、見ているだけで緊迫感が伝わってくる写真といいたいが、伝わってこない。
たぶん現場は緊張しており、Nさんも緊張していたのであろうが、写真に緊張感までは写ってない。

これが、2007年の県代表なのか。

もう一点は、写真は出ていないが、橿原市のUさんの「メジロがすずなり」。

朝日新聞、「読者の新聞写真」から見ると、2007年の奈良は、まあ平穏だったといえるようだ。