テレビ体操をしてます。
仕事をしていた時は、常時、頭脳と肉体を酷使して、コンピュータつきブルドーザーといわれて、グローバル化したビジネスの世界で、欧米資本を向こうに回して戦い抜いた私だが、仕事をやめても、頭脳は相変わらず素晴らしい回転ぶりで、今朝も、ふと、中国共産党に追われて台湾に渡ったのは誰だったかなと考え始めたが、頭脳は激しく回転するものの、これがいわゆる空回り、「蒋介石」という名前がなかなか出てこず、苦悶のひと時を過ごしたのであるが、肉体は駆使する機会がない。
そこで、スポーツジムにでも行こうかと考えたが、テレビ体操にしとこうと思ったのである。
手軽でよろしい。
「ラジオ体操」が進化した、最新のスポーツ科学の成果を盛り込んだ「テレビ体操」というものがあるのだと思ったら、ちがった。
「テレビ体操」は、「みんなの体操」+「ラジオ体操」なのであった。
「みんなの体操」をしてから、「ラジオ体操」をする。
では、「みんなの体操」とは何か。
「ラジオ体操」みたいなものである。
わざわざ「テレビ体操」といわなくても、「ラジオ体操」でいいように思う。
いいじゃないか。
テレビでラジオ体操をしたって。
みつを
「テレビ体操」で新鮮に感じたのは、お手本を示す健康そうな若い女性にまじって、いすに座ってお手本を示す、健康そうな若い女性がいることだ。
立って体操できない人のために、いすに座って、ちょっとちがうやり方で体操する。
急な動きや、大きな動きを省いてある。
この、いすに座って、簡略版の体操をする若い女性を見てると、どういうわけか、ほのぼのする。
なぜでしょうか。
若い女性ではなくて、おばあさんならもっとほのぼのするだろうか。
一度見たいと思います。