ソフトボールが金メダル。
よかったよかった。
テレビで解説してた、前の監督の宇津木さんの、クールかつホットなしゃがれ声もよかった。
私が子供のころ、皆でする「野球」というのは、ソフトボールのことだった。
ピッチャーが上から投げる「野球」はしたことがない。
今、男子ソフトボールというのはあるんでしょうか。
女子ホッケーの試合を見たけど、危険競技ですね。
相手選手が振ったスティックを、顔面にまともに受けた選手がいた。
「防具」をつけたほうがいいのではないか。
テレビで見ていると、女子サーッカーの選手にしても、あまり「まっくろけ」という感じがしない。
街で見たら、まっくろけなんでしょうね。
わが社の近くに女子高があって、駅でよく「まっくろけ」の少女たちをよく見かけたものだ。
ソフトボールか、サッカーかわからないが、とにかくまっくろけだった。
まっくろけはよろしい。
彼女たちを見ると、つくづくというか、しみじみというか、なにか感じるのであった。
「もののあはれ」みたいなもんだと思いますが、うまく表現できない。
清少納言なら、うまく書いたと思う。
まっくろけスポーツ少女も、『枕草子』のいい題材だったのに、残念である。
私の高校にも、女子運動部はあったが、あの子はまっくろけだなー、と感心したおぼえがない。
美術部で、絵ばっかり描いてたから、運動部とは縁がなかった。
しかし、何部かわからないが、女子運動部についての記憶はある。
美術室が運動場に面していたので、放課後や夏休みなど、絵を描いていると、いろんなクラブの練習風景が見える。
見えても無関心である。
声だけが頭に残っている。
十数人の女子の集団が、黙々と運動場を走っていた。
「ザッザッザ!」と、駆け足の音が大きくなって、また小さくなっていく。
ときどき、「ファイトよー!」「おー!」と声があがる。
もうひとつ、「あと○○!」「おー!」というのもある。
「あと一周」とかいってたのだと思うが聞き取れない。
ザッザッザ!
「ファイトよー!」
「おー!」
ザッザッザ!
「あと○○!」
「おー!」
これを聞きながら絵を描いてました。