買わなくてもいいかな、と思いながら、「赤塚不二夫ファンなのだから」と義理を立てて買いました。
買わなくてもよかった。
いろんな人が、赤塚不二夫がめちゃくちゃな男だったと書いている。
私は、赤塚不二夫の楽しい漫画が好きなので、赤塚不二夫に限らず、めちゃくちゃな漫画は嫌いで、もちろん、めちゃくちゃな男も嫌いだ。
赤塚不二夫が、彼の助手たちと、おもちゃの鉄砲を撃ちあったという話がある。
よほど有名なエピソードなのだろう。
あちこちで読んだし、この本でも何度も語られている。
どこがおもしろいのか。
忙しくて、ストレスがたまって、大変だったのだろう。
気の毒だとは思うが、おもしろい話ではない。
雪の中を裸で、とか、関係者から見ればおもしろい話なのかもしれないが、しゃれにもならず、よくそんなくだらんことができたもんだ。
そんなしょーもないことをしていた人が、あれだけ面白い漫画を作れたというのが不思議だ。
あれだけおもしろい漫画を描いた罰として、しょーもないことをしなければならなかったのか。
まあ、赤塚不二夫さん、漫画だけで充分です。