物理学賞に続いて、化学賞でも日本人が受賞!
すばらしい。
特に、今回の下村博士は非常にいい。
博士なんでしょうね。
朝日新聞では、「下村氏」になってたけど。
博士にしとこ。
なにがいいと言って、わかりやすいのがいい。
「クラゲの蛍光たんぱく質発見」
クラゲですよ、クラゲ。
知ってます。
「蛍光」も知ってるし、「たんぱく質」も知ってる。
「下村博士って、なにをした人?」
「クラゲの蛍光たんぱく質を発見した人です」
私にも答えられる。
堂々と答えられる。
物理学賞も立派だとは思うが、こっちにくらべるとがたっと落ちる。
「対称性の破れ」では、「クラゲの蛍光たんぱく質」には勝てませんよ。
おまけに、下村博士は、この研究のために、クラゲをなんと85万匹も取っているのだ!
85万匹でっせ!85万匹!
誤解する人がいるといけないので言っておきますが、クラゲを85万匹取ったからノーベル賞をもらったのではありませんよ。
いいですか。
早とちりしたらダメですよ。
まあ、それだけでもノーベル賞級ではあるのですが、それだけではノーベル賞はもらえません。
やはり、「蛍光たんぱく質」がいろどりになって、はじめてノーベル賞につながったのです。
下村博士の「クラゲ85万匹」は、イチローの、「8年連続200本安打」に勝るとも劣らぬ偉業ということができるでしょう。
これは少年漫画になる。
「対称性の破れ」は漫画にならないが、「クラゲ85万匹!下村博士物語」はなる。
今後、これほどわかりやすいノーベル賞は出ないと断言できる。
人類の歴史に残る、しろうとにもわかる最後のノーベル賞だ。
「蛍光たんぱく質」とは何かなどと、細かいことにこだわってはいけない。
それでは物理学賞の二の舞になる。
若草鹿之助商店は、下村博士の、「クラゲの蛍光たんぱく質の発見」を心からお祝い申し上げます。