若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

慣れる

今日は乗馬。

「駆け足」というのを練習してます。
これは、まあ、競馬の馬みたいに走るんですね。
もちろん、あんなに速くは走りませんよ。
走られたらたまりませんがな。

ゆっくりと、競馬の馬のように走る。
それでも、けっこうスピード感があります。

競馬は、たまにテレビで見る程度で、ボーっと見てましたが、あれは速いですよ。
自分で馬に乗ってみて、競馬の騎手になるのややめようと思いました。
日本ダービーに出場して、武豊騎手とデッドヒートを演じるというのも面白そうですが、やめときます。
こわいです。

今日は、それほど暑くなく、風があって気持ちよかった。
葛城山の中腹の馬場で、はるかに大和三山を見下ろし馬にまたがっていると、古代の豪族葛城氏の若き貴公子になった気分で、「おのれ大王め!今に見ておれ!」と闘志を燃やす、などとあほなことを考えてる余裕はありません。
一心不乱に乗ってるだけです。

中高年で新しいことをはじめると、ゆっくりでもステップアップしてると感じられるのがよろしい。
体力気力記憶力など、すべてが衰えていき、このまま衰え果てて死んでいくのかという中で、まだ成長してるなと思えるのは気分よろしい。

「駆け足」を始めて10回目で、何となく、徐々に、お尻が馬になじんできたという感じである。
どういう感じかといわれても困りますが、複雑微妙な感じです。
まあ、お尻だけがなじんでるのじゃないとは思います。
慣れてきてるんでしょう。

インストラクターに色々指摘される。
足だとか手だとか、腰だとか。

乗馬を始めて、「若草さん、ひざに力が入りすぎです」といわれたとき、不思議に思った。
なぜわかる?

「若草さん、足首に力が入りすぎです」
見ていてわかるのだろうか。

足が前に行き過ぎ、とか、つま先が下がりすぎとかいわれるのはわかるが、力の入りすぎも、わかるんでしょうな。

一番驚いたのは、「若草さん、ヘンな事考えないで下さい」といわれたときだ。
ヘンな事考え中だった私は、図星をさされて落馬しそうになった。

指導員は、馬の気持ちがわかるくらいだから、人の気持ちもお見通しのようだ。
それ以来、馬に乗るとき、ヘンな事は考えない。
邪念を払って清らかな気持ちで乗ってる。

今日も、「若草さん、清らかですねっ!」といわれた。