「事業仕分け」というのは、今までどこか知らないところで行われていた予算決定を、皆様がたの目の前で行います、ということらしい。
そのほうが、減らしやすいと思う。
「関係者」より「無関係者」のほうが気楽だ。
「関係者」にとっては死活問題である。
そこで、ノーベル賞受賞者が集まって、「科学予算を減らしてどうする!科学立国じゃ!」と叫ぶと、思わず、そうだ!といいたくなる。
「科学立国」でない国もあると思う。
そう悲惨でもないのではなかろうか。
ノーベル賞受賞者は、頭がいい。
と思います。
が、頭を使いまくってるから、おかしくなってるかもしれない。
箱根駅伝の選手たちは、ほとんどが故障もちだ。
走りすぎるからだ。
頭も、使いすぎると疲労骨折とか捻挫とか、いろいろあるかもしれない。
オーストラリアの天文学者の本を読んだことがある。
巨大な望遠鏡で、宇宙の果ての研究をしている人だ。
「序文」を読んで感心した。
この科学者のいる天文台は、巨額の国家予算で運営されている。
国民の税金をこれほどつぎ込む意味があるのか。
あるんです!
納税者の皆様に、私たちの研究が、巨額の税金をつぎ込む意味があるということを納得していただきたい!
こういう気合で書かれた本である。
中身は忘れたけど、その気合に感心しました。
イギリスの化学者の本を読んだことがある。
この人は、熱心なクリスチャンであった。
神様を信じてる。
神様を信じることと、化学者であることは矛盾しない!といいたいために、その本を書いたのだ。
中身は忘れたけど、その気合に感心しました。
私みたいな素人には、「中身」はわからないけど、「気合」はわかる。
ノーベル賞受賞者の皆さんは、「気合だっ!」のお父さんに、気合の入れ方を習った方がいいかもしれない。